お歳暮の歴史とマナー

お歳暮は、年の瀬にお世話になった人への感謝の気持ちを込めた贈り物として定着していますが、元々はお正月に先祖の霊を迎えるお供え物として贈られていたものです。

これは、室町時代の頃に始められたと考えられており、江戸時代になると一般的な風習として全国に広がることになります。
ちなみに、当時のお歳暮の定番は、塩鮭餅、鰤などの年越しに必要なものや、スルメやカズノコなどお神酒のつまみになるものが選ばれていました。

その後、明治30年ごろになると、現在の様にお世話になった人に贈るスタイルに変化するようになります。

なお、お歳暮の現在のマナーは、12月の半ばごろには届くように贈るということが基本で、当初のスタイルとはかなり違っています。



これは、年末年始の何かと忙しい時期は外すという気配りによるものです。



また、訪問して直接手渡しするというのが本来の習わしだったのですが、現在では宅急便で届けるのが一般的なので、挨拶状も付けるのが感謝の気持ちを示すポイントとなります。



これは、お歳暮と一緒に添えるという方法以外に、届いたころを見計らって手紙やはがきを挨拶状として送るというやり方でも大丈夫です。

さらに、紅白の5本で蝶結びに熨斗が付いたデザインの「のし紙」を用いて、御歳暮と水引中央結び目の上に楷書体で書いておけば完璧です。

名前は、水引中央結び目の下の部分に、表書きよりも小さめにしてフルネームで書き入れるようにします。